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もり脳神経外科クリニック

めまい

めまい

めまいの原因は脳の循環障害や脳梗塞、脳出血で引き起こされることがあります。
また頭(脳)だけではなく、血圧(高血圧、低血圧)、脈(頻脈、徐脈、不整脈)、呼吸(頻呼吸 咳、睡眠時無呼吸症候群)、内服薬の影響などさまざまです。

回転性めまい

「目が回る」「天井が回って見える」「壁が動いているように見える」「体が片側にかたよっていく」「からだがかたむく」「なんだか深みにひきこまれるようだ」
このようなめまいは回転性のめまいと呼ばれています。自分のからだの動きの病的な錯覚で引き起こされます。
良性発作性頭位変換性めまい(BPPV) 繰り返し再発する発作性のめまいで特定の頭の位置で誘発されます。
片頭痛でもこのタイプのめまいをおこすことがあります。

浮動性めまい

「頭がフワフワする」「からだがフワフワする」「雲の上にいるようだ」
浮動性めまいは、首や肩などの体軸からの筋肉感覚と目で見る視覚との情報にずれが生じていて引き起こされます。肩こりだけでなく脊髄の病気や貧血、低血糖が原因となることもあります。

意識が遠のく

「失神しそうな感じ」「意識が遠のいていく感じ」
脳の循環不全で引き起こされます。
脱水や不整脈、起立性低血圧、血圧の薬の飲みすぎ、ビタミン欠乏など原因はさまざまです。ご高齢のふらつきの原因でビタミンB12が不足していたことが原因になることもあります。レビー小体型認知症や多系統萎縮症でもみられます。

平衡感覚障害

「足元がふらつく」「体がフラフラする」「よろめく感じ」
平衡感覚の障害で三半規管から前庭神経系、手足から体性感覚系、小脳や大脳の病変で引き起こされます。

心因性

その他「狭い部屋に入ると・・」「飛行機に乗ると・・」「あのひとと一緒のときは必ず・・」
心因性のこともあります。

人間は自分の周囲の空間や位置を眼、内耳(半規管・耳石)および手足の関節などで感知します。その情報は脳に伝えられ、統合されて、体のバランス(平衡覚)を微妙にコントロールしています。これらいずれかの機能の具合が悪くなると、めまいや平衡障害を生じます。
めまいを起こす病気には、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、突発性難聴、慢性中耳炎など耳鼻科領域の疾患がよく知られていますが、脳循環障害や脳腫瘍など、脳神経外科領域の疾患も見受けられます。

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