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頸動脈エコー

頸動脈エコーについて

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脳卒中や心筋梗塞は、突然のように襲ってきて、ときには命を奪うこともある怖い病気です。たとえ一命をとりとめても後遺症が残ってしまうことも少なくありません。動脈硬化の悪化を防ぐことがこうした怖い病気の予防につながります。さて、動脈硬化はどのように評価するのが良いのでしょうか?

頸動脈エコーは、視覚的に動脈硬化の診断ができる簡便な検査で、痛みも被曝もありません。動脈硬化を起こすと、血管壁が肥厚したり、硬くなったりしますが、その様子が画像で簡単にわかります。こうして動脈硬化の進行度を調べることにより、全身の動脈硬化程度を評価できます。また、脳梗塞や心筋梗塞、大動脈解離(大動脈の壁に亀裂が入り、そこに血流が入り込むことによって層構造が分離してしまう疾患)など、命にかかわる病気を推測して、食生活の改善や運動療法、投薬などによる軽減を計画していきます。

頸動脈エコー検査の内容

検査項目

  • IMT(内膜中幕複合体厚)
  • プラーク
  • 狭窄率
  • 血流速度

検査によってわかること

動脈硬化の有無

血管壁は3層に分けることができ、内膜と中膜の厚さ(内膜中膜複合体:IMT)を測って、動脈硬化の有無を調べます。心臓の栄養血管である冠動脈硬化や閉塞性動脈硬化症(ASO)などの全身の動脈硬化と相関します。
65歳以上のかたでIMTが1.2mm以上の厚さがあると脳梗塞のリスクだけでなく、心筋梗塞などの心血管イベントのリスクが上がるといわれています。

詰まり具合

頸動脈の血管腔を観察し、血管が詰まったり、狭小化したりしていないかを調べます。

プラークの観察

1㎜を超える局所的な血管壁の隆起をプラークと呼びます。プラークが破綻すると、脳梗塞などを引き起こす可能性があります。頸動脈エコーでは、プラークの大きさ、形状、および硬さなどの状態を調べます。

頸動脈エコー検査の仕方

仰向けに寝た状態になって枕を外し、首の部分にゼリーを塗り、プローブをあてて、検査をしていきます。
左右合わせて数分程度で終了します。痛みなどはありませんので、リラックスしてお受けください。

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